就任のご挨拶

一般社団法人くらしサポート・ウィズ

理事長  亀山  裕二

去る6月2日、一般社団法人くらしサポート・ウィズ  (以下ウィズという。)第2回定時社員総会が開催され、一部役員の交替に伴い、同日開催された理事会において、前理事長の網野拓男氏の後を引継ぎ理事長に選任されました亀山裕二でございます。わたくしは、ウィズ の前身の 生活サポ-ト生活協同組合・東京時代に理事長の職務を仰せつかり、 微力ではございましたがウィズ の設立に向けてお手伝いをさせていただきました。 設立2年目を迎え、 ウィズ が更なる飛躍をしていこうとするときに、 再度、理事長を拝命することになり、あらためて責任の重さを痛感しております。ウィズの果たすべき役割を十分に発揮できるよう、過去の経験を活かしつつ使命を全うしていく所存でございます。

さて、 生活サポ-ト生活協同組合・東京時代から取り組んでいる 「くらしの相談ダイヤル」 における相談件数は、 2017年度は1,078件と2007年設立当初比較すると3倍近くに増加しています。近年の傾向では、依存症や精神障害を抱えた方からの相談件数が増加傾向にあり、その背景には、貧困、孤立無縁、介護、人間関係など様々な悩みを解決できずに、精神的なストレスを抱え続けてしまったことも要因のひとつと考えられます。ウィズの活動が、このような悩みを抱えた方の声を親身になって受け止め、少しでもその解決のための一助となればと考えております。

厚生労働省によると、日本における相対的貧困率は、2012年の16.3%から若干減少したものの、一人親世帯の貧困率は50%を超える高い状況が続いています。若年層の減少により、生産年齢人口が減少し続けている中、労働集約型の職種や中小企業においては、労働力不足が深刻な問題となっている一方で、非正規雇用の増加により就労はしていても収入が増えず、経済的に困窮状態にあるいわゆる相対的貧困状態という構造が見て取れます。ウィズは、これらの社会的課題に対して、設立母体でもあるパルシステム連合会や生活クラブ東京をはじめ、協力団体のお力をお借りしながら、 誰もがくらしやすい社会、支え合っていける社会の実現に向けて、今後も取り組んでいきたいと考えていますので、 引き続き皆様のご支援ご厚情を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

201 8年 6月吉日