理事長挨拶

2017年6月吉日

 一般社団法人くらしサポ-ト・ウィズ

理事長 網野 拓男

就任のご挨拶

去る6月3日、第1回定時社員総会が開催され、役員改選に伴い、第2期第1回理事会においてあらたに理事長に選任されました網野拓男でございます。理事長という大役をお引き受けし、その責務の重さと一般社団法人くらしサポート・ウィズの果たすべき役割の重要性を考えますと、誠に身の引き締まる思いでございます。

昨年12月に、「生活サポート生活協同組合・東京」は、設立から10年の節目に「一般社団法人くらしサポート・ウィズ」として新たに歩みだしました。これは、生協組合員や限定した地域だけでない、広く社会に貢献できるようになることが目的です。

振り返えるとおおよそ10年前の2006年当時は、多重債務被害が大きく社会問題化した時代で、生協においてもその解決策はないのか有識者含め関係者で意見交換しました。その結果、組織合意を得るには苦労しましたが、生協の供給未収金問題をきっかけとして、生協自身の課題でもあるとあらためて認識し、相談の受け皿となるべく「生活サポート生活協同組合・東京」の設立となりました。こうした設立当時の時代背景と設立趣旨を噛みしめ、新たな法人格として踏み出し、より一層の社会貢献を目指してまいります。

さて、当法人が2016年度に受けた相談件数ですが、「生活サポート生活協同組合・東京」時代の相談件数と比較していくと、残念ながら4年ぶりの減少となってしまいました。法人格が変更予定であり広報が十分に行えなかったことも要因ですが、それに加え、「誰かに相談する」という考えに至らない、無縁・孤立の表れも要因の一つではないかと考えています。

「自立」が困難な現代社会、解決の糸口はやはり「対話」です。しかし、現代社会はSNSやITを通じてのコミュニケーションが増え、自分と他者と向き合う事が減ったことも、社会的自立をより困難にしている要因ではないかと考えています。

一般社団法人となったこれからは、地域や属性の枠を超え、より広報を強化していきます。それに伴い相談件数が増加しても十分それにこたえられるように相談体制を整えていきます。

くらしの課題・悩みの種類、およびその世代は年々多様化していていますが、私たちは、設立母体でもあるパルシステム連合会や生活クラブ生協・東京をはじめ、関係団体との連携を強めながら、よりくらしやすい地域・社会づくりを目指していきますので、引き続き皆様のご支援ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。